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台風上陸。
雨も風も知っている。
ここまで何度も触れて来た。
考えるほどでもないくらい。
もしも、ソレが消えたなら...
「世界から猫が消えたなら」
川村 元気
明日までの2~3時間を消す為に
遠く、理由を近付け敬遠していた
読書を選んだ、苦肉。
コンビニにはたった一種の小説。
漫画も雑誌も読む習慣のない
不馴れな退屈凌ぎに
選択の無い事はラッキーだった。
・
言葉をこうして残そう、と
残さなければならない、と
引き合わされた喪失が
涙と衝動を突き上げた。
身体中に染み付いたこの物語に
染み入る喪失を僕は
一生忘れる事はなく
一生を飾るだろう。
悲しみよ..傷みよ..
そうであってくれ。
ありがとう。